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髪は何からできている?

髪は何からできている?

髪は、皮膚の付属器官のひとつです。肌と同じように、加齢や紫外線、環境、ストレスから影響を受けます。頭皮に約10万本存在するといわれる髪は何からできているのでしょうか?

髪はそのほとんどが「ケラチン」と呼ばれる無色透明の硬いたんぱく質でできていて、髪全体の約80%を占めています。その他は、水分やメラニン色素、脂質、その他の微量成分で構成されています。乾いているように見えても、内部に水分があり、NMF(天然保湿因子)が水分量を一定に保っています。

髪1本を見てみると、外側から内側にかけて3層構造になっているのが分かります。一番外側は「キューティクル」と呼ばれ、ケラチンでできた膜がウロコ状に重なっています。人によって重なる枚数が違っていて、枚数が多い人ほど髪が硬くなります。キューティクルの内側には弾力性のある「コルテックス」と、芯にあたる「メデュラ」という層があります。

キューティクルは内側のたんぱく質や水分を逃さないように助けていますが、1枚1枚の膜が非常に薄く過度の乾燥や摩擦には耐えられません。ドライヤーやヘアーアイロンで熱を当て続けたり、無理にブラッシングしたりすると、キューティクルが剥がれ内部のたんぱく質や水分が流れ出し、枝毛や切れ毛の原因になってしまいます。また、髪を濡らすとキューティクルが開き内部が流出しやすくなるので、濡れたまま放置するのもリスクがあります。

シャンプー後にはコンディショナーなどでキューティクルを補修し、濡れた髪はすぐに乾かしましょう。キューティクルを整えることで、美しい髪を保つことができます。

キューティクル

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